鳩山内閣の支持率が続落する中、野党第一党の自民党の支持率は回復の兆しがなく、低迷している。今回の調査でも18・6%と、昨年12月に実施した前回の19・2%から0・6ポイント減った。民主党への期待と自民党への不信が根強いことが一因だが、自民党内には与党の「敵失」を得点に結び付けられない執行部への不満が募りつつある。
調査では、5項目で民主党と自民党を「比較」したが、すべてで自民党が完敗した。「党首」では谷垣禎一総裁は鳩山由紀夫首相(民主党代表)の半分にも満たず、「党の雰囲気」でも民主党は小沢一郎幹事長の独裁ともいわれるのに34ポイントも差をつけられた。「政策」や「参院選」になると3倍の差だ。 ただ、自民党支持者に限れば、「党首」71%▽「政策」46・8%▽「党の雰囲気」60・2%▽「人材」54・8%−といずれも自民党が民主党を上回り、「参院選」だけが36・6%で民主党より0・6ポイント下回った。民主党との差を縮めるためには、自民党支持層固めが最優先といえそうだ。 残る問題は、回復のきっかけをどうつかむかだ。 大島理森(ただもり)幹事長は「通常国会で国民から自民党の新しい姿を見ていただくことが大事だ」と強調。谷川秀善参院幹事長は「(民主党への)祝儀相場が続いている。国民は自分らが選んだ政権だと思っているから」と分析し、自民党回復にもうしばらく時間がかかるとみている。 一方、中堅議員は12日の総務会で、谷垣氏に「党の支持率が上がらない理由を調べるべきだ」と注文するなど、自民党内には不満がたまっている。別の若手は「参院選で負ければ自民党は本当に終わるということを、執行部はわかっているのか」として、夏までに党内抗争が起こる可能性を指摘する。 【関連記事】 ・ 鳩山首相「幹事長信頼して一枚岩に」 ・ 首相にふさわしい人に菅氏急浮上 産経・FNN合同世論調査 ・ “世間ズレ”鳩山、支持率急落 不支持40%前後にも ・ 主な質問と回答 産経・FNN合同世論調査 ・ 民主党の高嶋、平田両氏がマスコミに八つ当たり ・ センバツ 行進曲はSuperflyのバラード(毎日新聞) ・ 静岡県伊東市で震度4(時事通信) ・ 「厳粛に受け止め見守る」=石川議員逮捕で官房長官(時事通信) ・ <衆院予算委>2次補正21日から質疑 月内成立の公算大(毎日新聞) ・ 震災翌日生まれの15歳 伯母の愛に包まれて(産経新聞)
by atdxnjlsq7
| 2010-01-22 16:19
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